7.下地塗装からウェザリング マシーネンクリーガー three A社製1/12塗装済完成品クレーテのカスタム&リペイント

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

 

下地塗装の段階ですが、早速ウェザリングをしていきます。

こちらの作業はエイジングといってもいいのかもしれません。

 

一般的にウェザリングは塗装がきれいに完了してから入れることが多いと思いますが、私はなにしろこのウェザリングが好きで塗装の途中からどんどん汚しを入れていきます。


模型を作り始めた頃は、きちんときれいに塗装をしてからウェザリングをしていました。その理由は明快で実機があるとしたらきれいな「新車」の状態から使用状況に応じて徐々に傷つき汚れていくだろうと言う考えです。


しかし、そのやり方だと私の場合どうもウェザリングがわざとらしくなってしまうんですね。

 

傷や経年の様子がいかにも「やりました!」と言う感じになってしまって模型全体からその部分が浮いているように見えるのです。


それで、フィルタリング(模型表面にいくつもの薄い色の層を積み重ねていくこと。ランダムな塗料の混ざり具合により成功すれば複雑な色情報を表すことができます)などをやってみたのですが、結局、なんだか全体に汚い色の模型がひとつ出来上がってしまうという具合でした。


なにか違うと思いながら模型を作っていたのですが、ある時「えいや!」と思い、途中からどんどんウェザリングもやっていくようになりました。


そうすると、せっかく施した汚しや傷が、上から塗装することで消えてしまうこともあるんですが、まれにその塗装の層が思いもかけない効果をもってリアルさ、リアリティを醸し出すことがあることに気付きました。


それからはその偶然といいますか僥倖を追い求めて塗り重ねていくことをし続けています。

 

いまも試行錯誤の連続ですが、なんとなく狙った効果を出せるような感じになってきた気がします。
最近は、塗装自体の出来はテクニックの部分もあるとは思いますが、完成時のイメージと塗装作業の塩梅が大事という気がしています。

 

さて長々書いてしまいましたが、作業を始めましょう。
パステルです。

 

IMAG1864.jpg
パステルもろもろ


これは、戦車などAFV系ではメジャーなウェザリング材料で色付きのチョークみたいな物です。


これをヤスリで細かく擦って、粉末にします。そしてアクリル溶剤で溶き筆塗りしていきます。
使ったのはオレンジ色と茶色です。

 

これで手すり(?)部分の塗装をします。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー
もともとかなりハイレベルな錆表現がされています。

 

パステルを使うと完全なつや消し状態になるので錆の表現にはぴったりです。


塗装と言いましたが、実際に一度で塗る面積は大きくても数mm程度、ほぼ点を打つ程度のときもあります。それを塩梅を見ながら少しずつ塗っていきます。


錆色で重宝するのがオレンジ色でこれが錆の中のチャームポイントになります。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


錆にチャームポイントなんておかしいですが、すごく効果的だと思います。

 

そしてそのオレンジ色は塗ったら上からまた茶色系を小さく小さく被せていきます。

すると、一度塗っただけではできないリアルな表情の錆になります。


この作業をほかの手すり部分にも施していきます。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

 

微妙に光沢を残してつや消しの部分との対比も出てきます。


忘れずに脚のスプリング部分もやっておきましょう。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


そしてこの後、おそらく、冬季迷彩の白系の色も乗ってくるのでさらにフクザツな表情になってくれると思います。

 

次はエナメル塗料を使います。

 

歴戦のレッドブラウン
歴戦のレッドブラウン


こちらもウェザリングも含めて塗装全般に使われる塗料ですが、プラモデルの場合直接塗るとプラ素材が侵されて脆くなってしまうので取り扱いが難しい面があります。私はガンプラに使ってボロボロになってしまったことがあります。


大変リスキーな塗料にも関わらず、それでも使われているのは、拭き取りが容易なところでしょう。

間違っても消せるという考えもありますが、私にとってはどちらかというと塗料を薄く伸ばせるというところに利点があると思います。


いわゆるスミ入れ作業に使って溝や陰を強調していくのですが、先ほど使ったパステルを塗った部分に塗っていきます。

すると毛細管現象でエナメル塗料がじわっと浸透していくのですが、これが筆やエアブラシでは出せない絶妙な色になって出てきます。


レッドブラウンを全体に塗っていきます。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

 

まるまる塗りつぶすのではなくなるべくランダムに、そして陰になりそうな部分を中心に塗っていきます。

 

エナメル溶剤で色を溶き色が付くかどうかくらいの濃度に薄めたものを繰り返し塗ります。

わざとらしくなったら拭き取るか、上からさらに塗り足します。


全体的に赤みを帯びてきました。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

 

自分で言うのもなんですが、こちらにデカールを貼ってこの段階で完成としてもいいくらいのクオリティになっているのではないかと思います。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


もともとの下地色グリーン系に加えてバフやグレー、エナメルの色味も加わっています。

表面はフクザツな色情報が現れています。

 

冒頭で駄文を書き連ねてしまいましたが、私の場合、下地と本塗装の境界はとても曖昧なのですが、ここまでで下地塗装は完了としていいかなと思います。


ここからまたグレーをのせて少しずつ冬季迷彩の方に寄っていきます。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

 

冬季迷彩というのは、その昔は、通常の車体色の上から石灰を塗って表現していたことがあるそうでこのカラースキームのモチーフになっています。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


石灰の層が剥げて、下地の機体色が見えたり透けたりしている感じを狙っていきます。


機体の上面は比較的、石灰が残っていて、よく動く足元はもうだいぶ石灰が落ちてしまってむしろ泥汚れやホコリが多いという感じにしていきます。


まずは石灰感を出すためにまた、パステルを使います。

 

パステル


石灰と言えば真っ白でいいのですが、演出も含めて少し青みを含んだ色の二色を使い表現が単調になるのを防ぎ表情を加えます。


先ほどと同様に粉末にしたパステルをアクリル溶剤で溶き、筆で塗っていきます。

 

パステル


できる限りランダムに石灰感を思いながら塗ります、塗ります。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


いったん組み立てて塩梅を見ます。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー
左:前作  右:今作


一気に前作の雰囲気に近付いてきました。
しかし、まだ色調が単調ですね。


ここからまたエナメル塗料の登場です。

溶接部分やボルトの部分から錆色の雨水が流れた跡の状態を表現します。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


さらにブラックも投入します。

 

エナメル ブラック
歴戦のブラック

 

これでモールド部分の陰色に深みを加えます。

 

ブラックは通常の濃度だと主張が強いのでできる限り薄くして塗ります。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー


前作ではなんとなく終えてしまって私の中でちょっと反省点となってしまったパネルとの境目、ちょうつがいの部分に色を置いて本体と部品が分かれている感じを出しました。

 

クレーテ T.W.-47 KROTE Maschinen Krieger ZbV3000 Ma.K. 塗装 リペイント マシーネンクリーガー

 

反対側の機関部と比べて単調になりがちなこちら側の大事な見せ場ですのでここはやって正解だと思います。

 

今回は、かなり文量が多くなってしまいました。

大好きな塗装についてはやっぱり興奮が抑えられないのかもしれません。
砲塔部分もまだまだ塗らねばなりませんが足元と機関部はまだまだ塗装が必要ですので、次回はこちらもより塗装を積み重ねていきます。


はやく完成させなければいけませんね…汗。

 

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